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採水の流れ

ここでは浄水及び原水の11項目検査における採水について説明します

① 混合栓の蛇口はお湯の混入のリスクがあるため極力避ける


② 蛇口に付属の浄水器・ホース・ストレーテナー等は汚れや細菌の温床となっているため可能な限り取り外す


③ 手と蛇口をよく洗う


④ 配管内の停滞水を捨てる
 (目安として水温が一定になるまで3~5分程度)


⑤ 残留塩素の測定
 ※ 水道法施行規則より0.1mg/L以上検出されることが定められています
  測定機をお持ちでない場合は必要ありません


⑥ 容器を数回すすぐ
 ※ 右写真の滅菌ボトルはすすがないでください


⑦ 水量を弱め静かに水を満水まで入れる
  (空気の層があると、揮発性物質などは水中から揮散してしまう性質があるため)
  ただし滅菌ボトルは満水にしない(下記、採水の注意点参照)
  容器は傾けて採水し直置きして採水しないでください(泡立つため不適) 



採水の注意点


 - 滅菌ボトルの採水における注意点 -
① 最後に採水する

② 指定の滅菌ボトルを使用する

③ 採水時の汚染を防ぐ
  ・ アルコール等で手と蛇口を消毒する
  ・ 容器の口に手や蛇口等を接触させない


④ 容器は斜めに傾けて採水する 
  鉛直方向の開放面積を小さくし空中に浮遊する落下細菌の混入を防ぐ

⑤ 容器に満水に取らず上部に空間を設ける
  (容器の200mLラインが目安となります)

⑥ 採水後すぐに蓋をして保冷する。
  細菌汚染の恐れがある行為


① シンク内に放置


② ねじ口に指が接触


③ 上蓋内側に指が接触


 - 残留塩素計の種類と取扱上の注意点 -




簡易測定法(目視)

 比色板との比較で簡単に測定できる事が特徴です


- 取扱上の注意点 -

 ・ 標準比色窓のセルにも検水を入れる
 ・ 検水を10mL入れる
 ・ セルに残った試薬はぬるま湯などで洗浄
 ・ 試薬の有効期限に注意




デジタル式吸光光度計

 測定値をデジタル数値で表示するので目視式のような曖昧さが無くなる


- 取扱上の注意点 -

 ・ 定期的な校正が必要
 ・ 試料セルに付いた水滴やくもりをふき取る
 ・ 試薬の有効期限に注意


採水容器




原水11項目用採水瓶
 + 

浄水11項目用採水瓶 (+添加試薬)






 ポリ瓶 1L 黄色テープ
 
 検査項目

  ・ pH値
  ・ 色度
  ・ 濁度
  ・ 塩化物イオン
  ・ 硝酸態・亜硝酸態窒素(原水)





 ポリ瓶 500mL 白色テープ

 検査項目

  ・ 亜硝酸態窒素(浄水)


 前処理試薬
   エチレンジアミン (黄色点眼瓶)
     → 10滴を滴下する





 ポリ滅菌瓶 250mL(袋入り)

 検査項目

  ・ 一般細菌
  ・ 大腸菌

  青キャップ 浄水用(ハイポ入り)

  白キャップ 原水用

  絶対に濯いだり、採り直ししたりしないでください






 ガラス瓶 500mL 灰色キャップ

 検査項目

  ・ 味
  ・ 臭気
  ・ 残留塩素
  ・ 有機物(TOC)






 ガラス瓶 500mL 青色キャップ

 保存用




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